名古屋市南区 Y様ご依頼の遺品整理
今日はは名古屋市南区へご依頼いただきました遺品整理でお邪魔いたしました。
お見積りの段階でこちらのご家族は若夫婦とそのご子息、お母様とそのご主人様(故人)の5人です。
ご家族のお話では当初時間を見つけて故人の遺品整理をしようと努力をしたものの時間に追われる毎日を過ごすうちに断念。
これでは、片付かないので、と言うことで何社かお見積りを依頼したそうです。
依頼された業者の中では怖そうな「オジサン」や「怪しいサラリーマン風」の営業マンが来たらしく不信感を抱かれている中で弊社の営業マンを気にいっていただいたようでご契約に至りました。
作業当日、立会人にはご家族で何も問題なし。
ですが故人の奥様の姿が見えません。
ご家族にお伺いすると、悲しくて見てられないので奥のお部屋で作業の完了を待っているとの事でした。
作業的には問題のある事ではありませんがいたたまれない状況です。
そんな作業の中、ご依頼主にはすべて廃棄を依頼されておりましたが「ふっ」と段ボール箱に入っている北海道旅行のタペストリーに目が行きました。その裏には旅行の時に撮った写真でしょう。モノカラーの若き日のご夫婦が。ご家族が急いでお母様を呼びタペストリーを見せると懐かしそうに涙を流されていました。
そこから数分ではありますが故人の奥様は我々の作業をご覧になりながら数個の思い出を見つけ出しその都度懐かしい表情と涙を流されていたのが印象的です。
本日の教訓
遺品の価値は残されたものによって違うもので時には悲しい、時には楽しい思い出が詰まっていることもあります。
できるだけ故人に近い親族が判断し整理にご協力させていただけたらと実感いたしました。