名古屋市北区の団地の遺品整理
本日は曇りのち晴れの微妙ではあるが作業はしやすい気候です。
ところで最近の団地はエレベーター付きが多いって知っていますか?
高齢者が多くなっている現状ではエレベータは必須条件らしいです。我々も同じく差別なく年齢を重ねて行き足腰も弱くなっていくのですから当然ですね。
現場は名古屋市北区の団地です。予想どうりエレベータはありましたが2階が現場と言う事で大物家具以外は全て手降ろしです。
本日のご故人様は身寄りもなく公からの要請でお邪魔しております。
現場から察するに孤独死ではないようで部屋の中はどこにでもある生活臭と以前いたであろうペットのワンちゃんのわずかな臭いだけです。
ところで、わんちゃんはどこに行ったのだろうか?
担当者に聞いても分かりません。もしご存知であってもこのケースでは保健所さんが絡む事も多いので大きな声では言えないかもしれません。
突然恐縮ですが昨今、高齢者とペットの問題がたまに報道されるようになりましたね。
ご高齢者がペットを飼う場合もし飼い主が先に逝ってしまった場合ペット君は一人ぼっちになります。
当然周りの人が早期に気付いた場合はペットの保護も考えられますが、悲しい事にペットが部屋から出られない場合は亡くなった飼い主を仕方なく食するしか生きる手段がありません。
しかし、保護の段階で新しい飼い主が見つからないと保健所へと行くしかないのです。
なおさら、都会ですと野良になるとしても餌も少なくまた、車も多く走っているので危険が多く存在します。
別の角度からペットを見てみると、いわゆる痴呆はペットと同居するに当たって少しは軽減される、もしくは進行が遅れるという報道もあります。
我々としては1日でも健康で楽しい老後を送っていただくのはうれしい事ですが、先に述べた孤独ペットになってしまうパターンも考えなくてはなりませんね。
行政だけに頼っていいてはいけないと思いますが何か良い方法は無いものでしょうか?
そうこうしている間にこの現場は完了です。
良い方法があればどなたか提案してくださいね。